1975-12-11 第76回国会 参議院 逓信委員会 第5号
「獨立採算制というような問題は時の政府の財政方針なのでありまして、郵便事業自体の本質を束縛するものではないと考えます。」こう言っているんです。そうして、だから一般会計からの繰り入れもあるんだということを言っています。そして、この前の委員会では、郵政省も大蔵省も一般会計からの繰り入れはあるんだということを言っています。
「獨立採算制というような問題は時の政府の財政方針なのでありまして、郵便事業自体の本質を束縛するものではないと考えます。」こう言っているんです。そうして、だから一般会計からの繰り入れもあるんだということを言っています。そして、この前の委員会では、郵政省も大蔵省も一般会計からの繰り入れはあるんだということを言っています。
「この獨立採算制というような問題は時の政府の財政方針なのでありまして、郵便事業自体の本質を束縛するものではないと考えます。現にこの政府が獨立採算制を主張しておりましても、われわれは郵便料金をなるべく低廉にやりたいというところから、今度提出します追加予算等においても、一般会計の繰入れ等も多分にあるのでございます。」と、こう言っている。
なおこの繰入金につきましては、この会計が獨立採算制の建前であり、且つその経費の性質に鑑みまして、後日この会計の財政状況が健全な状態になりました曉には、繰入金に相当する金額は予算の定めるところによりまして一般会計に繰り戻すことにいたしたいと存ずるものであります。 以上の理由によりまして、この法律案を提出いたしました次第であります。
そのために結局如何なる方法にしましても、獨立採算制による黒字出現が不可能な郵便業務を切り離して、この方は一般会計からの補給金に待つという考え方であつたと思うのでありますが、それが今度突然このような独立採算制の強行となつて、それに伴う郵便料金の引上げというわけでありますから、この点においては私共は飽くまで公共性に重点を置きまして、或る程度の不足分が出ましても、これは將來とも一般会計からの繰入金によつて
かようなことに相成りますると、結局各地区ごとに獨立採算制を取るような事態に向うのではなかろうかと考えるのであります。ただ今日今直ちにこれを実行するにおきましては、各関連産業並びに國民生活上に影響するところが極めて大きいのでございますので、この点は漸次この線に副つて行くべきではないかと考えるのであります。
今後においてはできるだけ獨立採算制を目標として行きたいという大臣の御答弁でありますが、今回の財源その他、或いは赤字増の点から行きますと、並大抵の御努力ではなかなか均衡ある鉄道財政を確保するというのは困難ではないか、相当の長年月を必要とするのではなかろうか、その間に中間安定の経済状態が出て参りますれば結構だと思いますが、その辺との見合いから考えまして、俄に予断を許すことは困難であろうと思います。
將來の問題は別として、やはり当分の間は運輸大臣のお考えでも独回採算制は一應理想と考えるが、現実の問題として獨立採算制は放棄せざるを得ない。こういう結論だというふうに了解してよろしうございますか。
決して獨立採算制を放棄するとは考えておりません。
この度の運賃値上げが獨立採算制のためのみに割出したものでありませんことはしばしば御答辯申上げました通りでありまして、ただ今日の困難な國家の財政の現状から考えまして、又もう一つには、運賃は國民大衆の生活竝びに生産、經濟に多大の影響を及ぼしますこと、竝びに物價の如何によりましては只今のインフレーシヨンに大なる關係がございますこと、そういういろいろの角度から檢討いたしまして、只今の現状から考えますこと今決定
從つてこのような赤字の状態を今後も永續いたしますことは、事業の圓滑なる運營に支障を來すものと考えられますので、國有鐵道事業につき今後完全に獨立採算制を確立して運營いたしますためには、會計上、法規上の諸制度を改正すると共に、收支の點においても、經營を合理化して經費の節減に努めるは勿論、更に又經濟情勢の安定を待つて、何らかの收支均衡の措置を講じなければならないのではないかと考えております。
從いまして本會計の支出は右繰入と支拂保險金及び年金でありまして、本特別會計も獨立採算制の確立を圖りますために、以下申しますような多額な新規募集を目途とする一方、運營經費はできる限りの節減を圖り、人件費において約五分、物件費においては必要最低限度に切り詰めたのであります。
運賃及び通信料金につきましては、企業獨立採算制を回復することを目途としつつ他の物價への影響等をも考慮し、國鐵運賃は貨物、旅客共に三倍半、通信料金は四倍、海上運賃は三倍に引上げることといたし、尚且つ生ずる國鐵事業の赤字百億圓、通信事業の赤字五十億圓、船舶運營會の赤字四十億圓は、これは一般會計において負擔 以上が豫算編成の基礎として考慮せられました物價及び賃金體系に關する構想であります。
特別會計におきましては、企業特別會計の獨立採算制の確立に努め、鐵道運賃、通信料金等の改訂を行うことといたしましたが、物價政策全般の見地から値上倍率を最少限度に止める方針の下に、從來特別會計負擔となつておりました鐵道、通信行政費を一般會計において負擔することにいたしました外、本年度におきましては、鐵道、通信兩特別會計に對し、その業務收支差額百五億圓を一般會計から繰入れることといたしました。
このような状況では特別會計の建前である獨立採算制は無意味となり、徒らに一般會計の負擔を大きくする結果になりますので、速かにできるだけ事業收支の均衡を圖り、現在のゆがめられた姿を改める必要があります。そこで近く改訂せられる給與水準及び物價水準をも考慮して、通信料金の概ね四倍の値上を計畫した次第であります。
由來御承知の通り、通信料金が皆さんの御努力によりまして、獨立採算制を從來とつて來て、昭和十九年までは黒字で續いて、一般會計に對しても相當の御奉公を申上げているのです。
組合員諸君の言うのは簡單にいうと、この遞信事業の特別會計を維持するということのために、どうしても獨立採算制の建前から通信料金の値上げをやらなければならないこともあります。通信料金の値上げとか或いは又その他の運輸料金の値上げという問題は、これはどうしても最後には循環して國民生活に對する壓迫となつてくる。
○説明員(前尾繁三郎君) 造ります枚數は、結局取引の實情はどういうふうに變つて行くかということにもかかるのでありますが、一圓から申しますと、獨立採算制の關係がありますので、赤字を出しては相成りません。この法案を通して頂きまして直ちにかかりましても、技術上の關係から只今のところ一圓は十一月からでないと出ないのであります。それから五圓の方は十月から造り得るような状況にあります。
それから運賃の改訂決定に當りましては、これは鐵道の特別會計、即ち獨立採算制の原因からのみ考えまして、これを作案いたすということは間違つておるのでございまして、これ亦世間往々にいたしまして、一部においては鐵道會計の獨立採算制を確保せんがために、運賃を値上げをするのだというふうに推測をせられておる點があると思うのでありますが、先程から御説明申上げますように、只今の日本經濟の現状から考えまして、物價と賃金
除いたわくにおいて獨立採算制をとるベき方途をやらせていけばよちしい。基本要綱を現業全體までにいくものというものを併せてお考えなさいますから、長らく時間がかかる。基本要綱ならば一週間か十日あつたらできます。われわれでもつくつてみせます。これは現在の企業廳全體をもつて除けばよい。
次に現業廳に民主的運営方法、竝びに現業關係の機能の整備の方法、なお獨立採算制を御執行になり、あくまでも維持されるという點についての御構想をお伺いしたいと思います。
○押川委員 そこで次に承りたいのは、御承知の通り戰時中軍事の必要上から、全國あらゆる鐵道軌道等を政府に買收されたのでありますが、獨立採算制をおとりになる關係から考えてみますると、この民間の鐵道企業等は、いずれ何とか處分をしなければならぬのではないかという考えをもつのであります。この拂下げをなされる御意思があるかどうか承りたい。
又或る程度獨立採算制に近寄るかという点につきましては、私共といたしまして、相當改善されるというふうに考えておる次第でありますが、これも亦今後のいろいろ物價の値上り、その他にも影響せられることと思うのでありますが、一應今囘の値上げによりまして、財政状態が、或る程度改善される。
これは特別會計で、殊に遞信省は、獨立採算制をやかましく言つておられるために、これは出所が違うと、國や公共團體の方は、一般公債の方で行くんだというような御説明もあつたようですけれども、一般會計と差別會計との關係はどうすればいいのでありますか、やはりこの問題は一般加入者がこういう負擔をするならば、當然一般會計の方で特別會計のために、同じような負擔をするべきである。
○上林山委員 この問題は獨立採算制の建前から、これは運賃値上げとも関連いたしまして、前の予算総会においても、運輸大臣に強く要請をした問題でありますが、今なお結論に至らず研究中であるというような答弁でありまして、はたして多少の非難を押し切つても、國家の大局的見地から、行政整理を断行する腹があるのかどうか、私どもはこれを疑うのであります。
私の申し上げておるのは、鉄道運賃を値上げしなければならない理由、これは獨立採算制という点から考えて、現状のままでいくとすれば、あるいは三倍半ないし四倍というふうに値上げをしなければならぬかもわからないが、その値上げをしなければならないという結論を得るまでに、その前提の処置してて思い切つてやらなければならぬ大きな問題がたくさんある。
閣議の決定によりますと、鉄道運賃を三・五倍に引上げる、こういうふうに承知をしておるのでありまするが、この運賃引上げをやる前に、政府として考えなければならぬことがあるわけでありますが、その一つとして行政整理と物件費をばどういうふうに考えていくか、いわゆる獨立採算制ということに形式的にとらわれて、現状のままでいくとすれば、相当の運賃値上げをしなければならぬということになつてくるのでありますが、値上げをするにいたしましても
○政府委員(河野一之君) 鐵道公債の發行額の問題でございますが、これは今回本豫算を提出いたします時に現われて来る問題でありますが、いわゆる獨立採算制ということで、いわゆる新べースで以て立てて行く財源に當てる公債について、相當な移動が生ずる。
一方では非常に事業の收入があり、その事業收入があつて、それで特に獨立採算制を強調しておられる遞信省としましては、その中から順次償還する可能性がある、確信があるというので、公債を發行しておられると思うのであります。
國有林野事業は二十二年度から特別會計が設けられまして、その獨立採算制を堅持して行く建前になつておるのでありますが、併し初年度でありましたから、その成績はなかなか擧らなかつたように思うのであります。
○岡本愛祐君 分離することは不適當と思いますが、獨立採算制というならば、それらの費用は相當の費用になりますから、これはやはり何億という費用になりますから、一般會計から貰うのが至當じやないか、こういうふうに思います。
○國務大臣(永江一夫君) 今のお尋ねの點は、現在の我が國の財政状態から申しましても、やはりこれは獨立採算制の枠内に置きまして、現在のままでやつて行くことが至當だ、かように考えております。
○岡本愛祐君 獨立採算制を維持して行きます上に運賃値上げ、料金値上げが必要である、それでいずれその案が國會に提出されるだろうと思いますが、私はその前に如何にして國有鐵道事業なり、國有通信事業の經營を合理化するか、この計畫を是非出して頂きたい。そうでないとこの前の値上げに關して紛糾しましたごとく、必ず又紛糾せざるを得ないのであります。
○岡本愛祐君 獨立採算制を採る上におきまして、運賃とか通信料金とかの値上げをせざるを得ないということは、或いは必要であるかと存じますが、その前に獨立採算制は必ずしもそういう運賃とか通信料金の値上げだけに限らないのであつて、この經營の合理化ということが必要なのであります。
これは大藏大臣にお尋ねした方がいいのかも知れませんが、これらの官業經營は皆特別會計になつておりまして、獨立採算制を堅持して行かれるべきものだと思うのであります。この度の四月の暫定豫算につきまして、こういう特別會計が皆借入金になつております。